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 日本の食の文化は家庭料理にあります。私たち日本人は、長い間、穀類やいも類を主食として、野菜、海草、豆類、魚介類などを食べてきました。
昭和三十年代から食生活は大きく変わり、「タンパク質が足りないよ」という言葉とともに、お米の消費量は急激に減少し、パン、砂糖、油脂、牛乳、乳製品、肉、食肉加工品などが急増しました。このような変化を「食生活が豊かになった」とか「子供たちの体格は見違えるほど立派になった」と言われましたが、最近ではあまり耳にしなくなりむしろ「体格はよくなったが体質、体力は向上しているのだろうか?」という疑問が多くなっています。